資産寿命を延ばし老後を豊かに暮らす知恵 「総額表示」を見抜く

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人生100年時代の知恵袋

資産寿命を延ばし老後を豊かに暮らす知恵

商品やサービスの値段を、消費税を含めた税込み価格で表記する「総額表示」が2021年4月から始まります。消費者にとっては、至極当たり前の表示です。「900円(税抜き)」の値札が付いている商品をみたとき、頭の中では「10%の消費税がかかるから990円だな」と計算しています。

消費者長の今年8月の物価モニター調査によると、消費者の96.8%が総額表示を望んでいるという。ところが、業界は総額表示になると、価格が値上がりした印象を消費者に与えるとして、買い控えを恐れて反する声が根深いようです。でも、「業界」が考えるよりもはるかに消費者は賢いです。

1000円(税込み1100円)
1000円+税
1000円(税抜き)
1100円(税込み)

全部同じで、自分の財布から1100円が出ていくのだと知っています。高いものを安く見せようとする会社よりも、価格に見合った、価格以上の付加価値がある商品を作り出し、正々堂々と「総額表示」をしている商品やサービスを私たちは買いたいのです。

お店やオンラインショップで、最初が最後かはともかく、必ず目にするのは「価格」です。1円でも安いに越したことはないが、安いから買うのではなく、必要だと思うから買うのです。財布からお金を出す前に、「これって、今の私に本当に必要な買い物か?」と立ち止まる勇気が、資産寿命を延ばし、老後を豊かに暮らす知恵です。

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