95歳の母親が脳梗塞で1週間の入院 ~認知症が重度化しないか心配です~

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DSから救急車で搬送 カテーテルの手術

数日前の10月29日の夕方、母親が利用しているデイサービス(DS)から電話があり、「急に体がふらつきだし意識がない状態ですので、救急車で搬送します」と。搬送先の病院でCTを撮ったところ、脳梗塞の疑いがあるため、脳外科がある大きな病院に転搬送。脳内で血栓による梗塞を起こしている部位は分っているが、高齢者であるため、太ももの太い血管からカテーテルを挿入し、薬剤での溶解手術になりました。転送時に救急車に同乗した家内によると、左手と左足は全く動かず、口から泡を吹きながらないか言っているが全く聞き取れない常態だったようです。

意識が回復した後、ベッドサイドに行くと、「この手袋を外して! トイレに行きたい!」と両手をあげて大騒ぎをしています。点滴の針を抜かないようにと両手にはめている大きなガーゼ手袋を取って欲しいと訴えているのです。マヒしていた左足もひくひく動いています。

大きな血栓は無くなったが、小さな破片が細い血管の先にある。手術をしようとすると血管に傷をつけるのでこのまま様子をみることに。命には別状はないが、後遺症は必ず残るので、一週間の入院の後、リハビリ病院に転院するという説明です。

今回の脳CTを診断された先生からは「アルツハイマー型認知症が進行していますね」と言われたました。認知症の症状で進行しているのは短期記憶の大きな低下くらいで、幸いにも重度の周辺症状は見られません。

学習療法の効果で認知症の進行は抑制されてきた

7年前に脳血管型認知症と診断を受けて以降、家内をサポーターにお盆もお正月もなく、KUMONと東北大学/川島隆太教授で共同開発した認知症の非薬物療法である学習療法が始まりました。幸い、近所のDSは学習療法の導入施設ですので、利用日の週3回は優しい職員さんによる学習支援を受け、これもDSの楽しみになっています。

7年間、学習療法で進行は抑えられてきましたが、発症前の状況から考えると、1週間後は認知症がかなり重度化しているものと予想されます。

経過はまたご報告します。

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